2023年4月27日 / 最終更新日 : 2023年4月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:虫好きではないが虫嫌いでもない(竹内幸恵) 古文書撮影やクリーニング作業などの最中、虫を時々見かけますが、その中には、いわゆる「害虫」の部類に入る虫もいます。私は好きではありませんが嫌いでもありません。 ある筋で、まことしやかに囁かれる「虫好きの竹内」というウワサ […]
2023年3月30日 / 最終更新日 : 2023年6月1日 uehiro-admin-main コラム コラム:東北大学考古学研究室所蔵 多賀城廃寺出土塑像片の調査(堀裕) 思わぬ機会に、東北大学考古学研究室の収蔵庫に入ることができたのは、2017年のことだったと記憶します。視線を右左へと送りながら庫内を巡り歩いていると、年代物の木箱と、その中にビニール袋に小分けされた土塊に目がとまりました […]
2023年3月23日 / 最終更新日 : 2023年3月23日 uehiro-admin-main コラム コラム:藩校養賢堂の音楽教育(J.F.モリス) 最盛期の仙台藩校養賢堂には、12の学科があったとされます。漢学、国学、書学、算法(和算)、礼方、兵学、蘭学、洋学(ロシア語、英語)、剣術、槍術、柔術、楽でした(大藤修『仙台藩の学問と教育―江戸時代における仙台の学都化』国 […]
2023年2月24日 / 最終更新日 : 2023年2月24日 uehiro-admin-main コラム コラム:『吾妻鏡』に見える須賀川の歴史(渡辺哲也) 鎌倉時代から戦国時代まで、須賀川市を含む岩瀬郡は、二階堂氏が支配していました。昨年、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放映され、「13人の合議制」のメンバーの一人に、二階堂氏の祖とされる行政(ゆきまさ)が加わっていたこ […]
2023年1月10日 / 最終更新日 : 2023年1月10日 uehiro-admin-main コラム コラム:「女房の名前」―高人数帳から女性の歴史を読む―(菊地優子) 「玉造郡下野目村肝入千葉家文書」(大崎市指定文化財)中の「高人数改帳」から、写真(①~④)の一家を例にとって、家族、特に女性の歴史に注目して読んでみました。 ①文政12年(1829)砂田屋敷御山守伝太郎の家族構成です。妻 […]
2022年12月26日 / 最終更新日 : 2023年2月3日 uehiro-admin-main コラム コラム:「江戸時代の遺産」と街の近代化(酒井一輔) 2024年から新1万円札の顔となる渋沢栄一。「日本資本主義の父」と呼ばれる彼の業績は、大河ドラマなどを通じて世間一般に広く知られるようになっています。しかし、そんな彼の輝かしい経歴の数々のなかで、明治7年(1874)11 […]
2022年11月24日 / 最終更新日 : 2023年1月12日 uehiro-admin-main コラム コラム:大河原町、石碑から見える消えた小字名(遠藤慎一) 伊達治家記録の中に、仙台伊達家第4代綱村公(万治2・1659年生まれ、享保4・1719年没)が参勤交代帰城の折、大河原宿に連泊し近所の「泉崎」に癒しのために散歩したという記録があります。 伊達治家記録の綱村公の項を全て調 […]
2022年11月10日 / 最終更新日 : 2022年11月11日 uehiro-admin-main コラム コラム:仙台藩の兌換紙幣と近江商人(ジョン・ダミコ) 安政3年(1856)、仙台藩では新たな貨幣が誕生しました。「改正手形」と呼ばれ、近江商人の中井源左衛門家により発行された兌換紙幣(いわゆる藩札)でした。中井家は、明和6年(1769)に中井新三郎という名義で大町一丁目にて […]
2022年10月28日 / 最終更新日 : 2022年10月28日 uehiro-admin-main コラム コラム:戦前日本最大規模の鐘淵紡績会社の新資料が長野県上田市中丸子で見つかる(結城武延) 2019年に経営史、いや日本経営史、あるいは繊維産業史にとって非常に重要な資料調査がある研究グループによって開始されました(写真1)。かつて長野県上田市にあった鐘淵紡績会社(以下、鐘紡)の丸子工場に関する資料群が段ボール […]
2022年9月29日 / 最終更新日 : 2022年9月29日 uehiro-admin-main コラム コラム:仙台藩主の御成―地域の記録と記憶―(野本禎司) 部門が主催している川北古文書学習会にて、仙台藩重臣の大條(おおえだ)家文書(山元町歴史民俗資料館所蔵)を参加している学生と読み進めています。テキストには、享保15年(1730)7月26日「坂本御成に付而諸御留」(3-18 […]