2024年3月13日 / 最終更新日 : 2024年3月13日 uehiro-admin-main コラム 2018年西日本豪雨被災資料『倉敷市真備 土師家文書報告書Ⅰ』刊行のお知らせ(室山京子) このたび、岡山大学文明動態学研究所より『倉敷市真備 土師家文書報告書Ⅰ』を刊行しました。この報告書は2018年7月の豪雨災害によって水損し、レスキューされた被災資料の一つである土師家文書を取り上げています。レスキュー資 […]
2024年2月22日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 uehiro-admin-main コラム コラム:北上山地奥地に残されていた蔵書の山(鈴木淳世) 岩手県の県庁所在地・盛岡市の北東、北上山地の只中に葛巻町(くずまきまち)という小さな町があります。険しく冷涼な山間の町ですが、江戸時代には八戸藩・軽米通の交通の要衝として栄え、豊かな文化が育まれていました。その文化の成 […]
2024年1月25日 / 最終更新日 : 2024年1月25日 uehiro-admin-main コラム コラム:日本酒をめぐる近代史(吉川紗里矢) 今の職場(税務大学校税務情報センター)に奉職してから、近代酒税の歴史や酒造りの史資料に触れるようになりました。租税の歴史は、知っているようで知らない分野です。高等学校の日本史でも、古代の租庸調から近世の年貢や運上、冥加 […]
2024年1月20日 / 最終更新日 : 2024年3月12日 uehiro-admin-main コラム 宮城資料ネット20周年シンポジウム「いくつもの災害を超えて」(川内淳史) 今年は年始早々、これまでにない多難を予感させる年明けとなりました。とりわけ元日に石川県を震源に発生した能登半島地震では、震度7を記録した地震による家屋倒壊のみならず、能登半島や富山湾、新潟県の直江津までにおよぶ津波被害 […]
2023年12月20日 / 最終更新日 : 2024年1月30日 uehiro-admin-main コラム コラム:気象史料としての『承政院日記』(程永超) 『承政院日記』は、朝鮮王朝や大韓帝国の官庁である承政院(王命の出納を司る機関、朝鮮国王の秘書室に相当)による記録であり、朝鮮国王の命令や文書、国王と臣下とのやりとりなどを日単位で記録した史料です。『朝鮮王朝実録』と並び […]
2023年11月16日 / 最終更新日 : 2023年11月16日 uehiro-admin-main コラム コラム:裁判をするのも命がけ、な中世(石川光年) 私の専攻は日本中世の法や裁判についての研究です。というと大変難しそうな研究分野で(実際難しいのですが)、なぜそんな研究をやっているのだ、と言われてしまいそうです。ただ、史料を読んでみると中世の人々も、勝訴のためにさまざ […]
2023年9月29日 / 最終更新日 : 2023年10月24日 uehiro-admin-main コラム コラム:「拓本の力」(管野和恵) 収蔵庫にどうにか空きスペースを作ろうと箱や棚を点検していて、筒状の画仙紙の束が目に留まりました。板碑や句碑・歌碑・記念碑など、まくり(表装していない状態)の拓本でした(写真1)。平成10年代から20年代にかけて、博物館 […]
2023年9月7日 / 最終更新日 : 2023年9月7日 uehiro-admin-main コラム コラム:犬と猫を祀る場所(阿部さやか) 犬と猫といえば現代ではペット代表のような動物ですが、実は近世以前から彼らを鎮守として祀る地域があります。場所は山形県高畠町の高安地区。一つの集落の中に、犬を祀る「犬の宮」、猫を祀る「猫の宮」がそれぞれ建立されています。 […]
2023年8月31日 / 最終更新日 : 2023年8月31日 uehiro-admin-main コラム コラム:「丸吉皆川家日誌」の公刊―仙台藩領の商家当主が見つめた江戸時代(佐藤大介) 今回は、江戸時代には仙台藩領であった、磐井郡藤沢本郷(岩手県一関市・かつての藤沢町)の有力商家・丸吉(まるきち)皆川(みなかわ)家の当主が記した日誌について紹介します。 丸吉皆川家は、江戸時代の後期には、「東山」と称 […]
2023年8月8日 / 最終更新日 : 2023年8月21日 uehiro-admin-main コラム コラム:毛利コレクションの埴輪と杉山寿栄男(泉田邦彦) 石巻市博物館には「毛利コレクション」と呼ばれる、石巻市住吉町在住の故毛利総七郎が集めた10万点を超える資料群があります。このうち考古資料群は、明治末年から昭和初期にかけて、毛利と畏友遠藤源七が石巻周辺の遺跡の発掘調査を […]