2025年5月1日 / 最終更新日 : 2025年5月7日 uehiro-admin-main コラム コラム:竹駒神社馬事博物館所蔵資料について(渡辺清子) 岩沼市の竹駒神社境内には、「馬事博物館」という昭和13(1938)年竣工の近代建築があります。本館は、当神社の創建1100年を記念して建てられ、全国で唯一、馬に関するものだけを集めた博物館として翌年に開館しました。 建物 […]
2025年4月15日 / 最終更新日 : 2025年4月15日 uehiro-admin-main コラム コラム:漱石の主治医・森成麟造と考古学そして東北大学 (柳原敏昭) 1910年8月、静岡県修善寺温泉に療養中の夏目漱石(1867―1916)は大量吐血し、しばらく生死の境をさまよいます。文学史上、「修善寺の大患」と呼ばれるできごとです。このとき治療に当たったのが森成麟造(もりなりりんぞ […]
2025年3月13日 / 最終更新日 : 2025年3月13日 uehiro-admin-main コラム コラム:畏れか、崇敬か──歴史が映す鷺の二つの顔(顧婕) 古来より、日本人は動物に特別な力を見いだし、親しみを抱くと同時に畏怖の念を持ってきました。動物の力にあやかろうとしたり、その行動から吉凶を感じ取ったりするなど、動物は日本の精神文化に深く根付いています。その一例として、水 […]
2025年3月7日 / 最終更新日 : 2025年3月13日 uehiro-admin-main コラム コラム:明治時代の感染症隔離施設(竹原万雄) 感染症流行時の有効な対策のひとつに隔離があります。明治時代の隔離施設というと、明治10年代のコレラ流行時の避(ひ)病院に関する研究が多くみられます。避病院は、人家から離れた場所に設けられ、粗末な仮小屋で、患者数に対して医 […]
2025年2月17日 / 最終更新日 : 2025年3月13日 uehiro-admin-main コラム コラム:岩出山伊達家家臣が記録したアイヌ民族のクマ送り(菅原慶郎) いまや、運河とレトロな街並みで名をはせ、国内外からの観光客でにぎわう北海道小樽。150年以上前の明治初年にさかのぼると、北海道方面が新たな日本の領土とされたことで、本州方面から移民たちが到来する玄関口となり、急激に巨大な […]
2025年2月6日 / 最終更新日 : 2025年2月17日 uehiro-admin-main コラム コラム:吉野作造記念館と地域史資料(佐藤弘幸) 吉野作造記念館は、大正デモクラシーをリードした大崎市古川出身の政治学者吉野作造(1878~1933)を顕彰する施設として、1995年(平成7)1月29日開館しました。以来、多くの関係資料を収集・調査し、展示や教育活動を行 […]
2025年1月23日 / 最終更新日 : 2025年1月23日 uehiro-admin-main コラム コラム:スターリン時代のソ連史研究と一次史料(寺山恭輔) 筆者の専門はスターリン時代のソ連史で、ソ連崩壊後に可能となったロシアの公文書館史料を活用し研究を進めてきました。他人が利用していない史料を発掘するか、或いは異なる発想で議論を組み立てて新説を打ち出そうと試みるのが歴史研究 […]
2025年1月9日 / 最終更新日 : 2025年1月30日 uehiro-admin-main コラム コラム:道山三次郎の研究から地方名望家研究の可能性を考える(伴野文亮) 皆さんは、道山三次郎という人物をご存じでしょうか。 三次郎(1833-1900)は陸奥国須賀川(現在の福島県須賀川市)に生れ、明治期の須賀川にあって地方名望家として地域の「近代」化に尽力した人物です。また「壮山」という俳 […]
2024年12月12日 / 最終更新日 : 2024年12月26日 uehiro-admin-main コラム コラム:中国農村の石碑をどう読むか(石井弓) 「廟の東、岩の隙間に霊泉わずかに滴る。一勺の水を取れば、大旱魃を救う。廟の右に座するは趙氏の孤児、その霊験は一層あらたかだ。密かに背負って行く者あれば、また能く旱魃を救う」。山西省盂県蔵山に残る石碑『神泉里蔵山廟記』(1 […]
2024年11月28日 / 最終更新日 : 2024年12月12日 uehiro-admin-main コラム コラム:江戸時代の蔵書を受け継ぐ図書館(鈴木淳世) 現在、青森県東部には八戸市立図書館という公共図書館(public library)が存在しています。同館は明治7年(1874)創設の私立図書館「八戸書籍縦覧所」を前身としており、その歴史は150年に及びます。文部省の統計 […]