2024年7月4日 / 最終更新日 : 2024年7月4日 uehiro-admin-main コラム 史料の中の地域性―「差支」る「差湊」―(根本みなみ) 古文書を見ていると、地域独特の読み方や表現があることがあります。私が専門としている萩藩では、「峠」を「たお」と読むのは有名ですが、研究をする上で非常に困ってしまう言葉に「差湊」という言葉があります。これは「さしつどう」 […]
2024年6月22日 / 最終更新日 : 2024年7月11日 uehiro-admin-main コラム コラム:特別展「海に入るまで濁らざりけり-『母なる川』最上川-」について(小嶋康広) 山形県の「母なる川」最上川は、山形県の中央部を流れて酒田から日本海に注ぐ、1つの県のみを流域とする川としては国内で最も長い川です。今から約100年前の大正14年(1925)、皇太子時代の昭和天皇が最上川の情景を詠まれた […]
2024年6月6日 / 最終更新日 : 2024年6月6日 uehiro-admin-main コラム 英語版ページにコラムを掲載しました。 英語版ページ「Topics」に、李宥霆さん(国立台湾大学)のコラムを掲載いたしました。 Japan in Worldwide Speculation on China 閲覧はこちらから https://uehiro-to […]
2024年5月30日 / 最終更新日 : 2024年5月30日 uehiro-admin-main コラム コラム:台南で翻る日の丸―飛虎将軍・杉浦茂峰―(顧婕) 当部門にて「大河原町金ヶ瀬鈴木弥五右衛門家文書」の調査を進めている中、「日清戦争直後の台湾出役従軍日誌」という鈴木弥五右衛門(16代目)の弟の日記に巡り合いました。日記の内容と背景を明らかにするため、台湾の南半島を訪れ […]
2024年5月2日 / 最終更新日 : 2024年5月16日 uehiro-admin-main コラム コラム:カナダ移民 そーえもんの里帰り(梅津恒夫) 2021年に佐藤正弥・梅津恒夫・舩坂朗子著『カナダ移民のパイオニア 佐藤惣右衛門物語』(南北社)を発行しました(写真1)。本書は登米市東和町錦織出身、私たちきょうだいの大伯父(祖母の兄)である佐藤惣右衛門(1876-1 […]
2024年4月18日 / 最終更新日 : 2024年5月2日 uehiro-admin-main コラム コラム:「白河家文書」解読への挑戦(扇明美) 岩出山古文書を読む会では、3つの古文書講座を開講しています。それは広く一般の人達に古文書に触れる機会を作り、古文書を読み解く面白さを味わって貰おうという趣旨からです。その事は古文書を通して地域の歴史に興味を抱き、地域の […]
2024年3月28日 / 最終更新日 : 2024年5月2日 uehiro-admin-main コラム コラム:佐賀藩のライバル?(伊藤昭弘) 3月4日の歴史資料学研究会にて、文政期の佐賀藩における御家騒動(家格の上昇をめぐり佐賀9代藩主鍋島斉直と重臣たちが対立し、斉直が隠居するに至った)について報告しました。そのさい、佐賀藩鍋島家が家格においていわば「ライバ […]
2024年3月21日 / 最終更新日 : 2024年5月2日 uehiro-admin-main コラム コラム:「山形県朝日町鈴木清助家文書」の『旅泊帳』-明治時代の旅行の一断面-(竹原万雄) 当部門では「山形県朝日町鈴木清助家文書」の調査を進めています。鈴木清助家は江戸時代に青苧(あおそ)をはじめ木綿・塩・油などの商品で財を蓄え、金融業も行い、地主として成長、近代には事業家として発展しました。大谷(おおや) […]
2024年2月22日 / 最終更新日 : 2024年2月26日 uehiro-admin-main コラム コラム:北上山地奥地に残されていた蔵書の山(鈴木淳世) 岩手県の県庁所在地・盛岡市の北東、北上山地の只中に葛巻町(くずまきまち)という小さな町があります。険しく冷涼な山間の町ですが、江戸時代には八戸藩・軽米通の交通の要衝として栄え、豊かな文化が育まれていました。その文化の成 […]
2024年1月25日 / 最終更新日 : 2024年1月25日 uehiro-admin-main コラム コラム:日本酒をめぐる近代史(吉川紗里矢) 今の職場(税務大学校税務情報センター)に奉職してから、近代酒税の歴史や酒造りの史資料に触れるようになりました。租税の歴史は、知っているようで知らない分野です。高等学校の日本史でも、古代の租庸調から近世の年貢や運上、冥加 […]