2020年5月25日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:江戸時代の手紙はどのようにして届けられたのか ―宿継御判紙に見る近世の通信事情―(菊地優子) 明治4年(1871)に前島密は「身分や肩書に関係なく、誰もが平等に使える」近代郵便制度の基礎を確立し、来る2021年はそれから150年の記念の年だそうです。 古文書調査をすると、1軒の家から膨大な数の近世・近代の手紙が発 […]
2020年5月18日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:古文書撮影の秘密兵器Ⅱ―大型横帳の撮影方法(後藤三夫) 大量の古文書撮影を実施する現場から、試行錯誤の結果、低コストで安定したデジタル撮影方法が「宮城方式」として生まれ、全国に広がりつつあることは先にご紹介しました。 歴史資料保全の撮影現場では、平面に伸ばせる古文書以外に厚物 […]
2020年5月11日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:古文書住まいの小さい者たち(竹内幸恵) レスキューした古文書は劣化が進まないように適切な保存処置やクリーニング作業をします。その作業で出会った「いきもの」や「元いきもの」を紹介します。 これまでNPO法人宮城歴史資料保全ネットワークの活動でレスキューしてきた資 […]
2020年5月2日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:森林をめぐる地域と人びとの歴史-弘前藩領を事例に-(萱場真仁) 日本の国土の約3分の2は森林で占められています。これら森林の保護・育成に関わる制度や政策が本格的に敷かれはじめたのは、日本では江戸時代にまで遡ります。 私がメインフィールドの一つとして研究している青森県津軽地方では、同地 […]
2020年4月23日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:文政2年の白石城焼失 ―一條家文書の記録から―(荒武賢一朗) 私たちの部門では、白石市教育委員会と協力して「白石市一條家文書」の調査をおこなっています。戦国時代の終わりごろ、一條家初代の市兵衛は鎌先温泉の経営を開始し、現在の20代目当主まで450年余りの歴史があります。当然、一條家 […]
2020年4月16日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:古文書から考える江戸時代の火災(井上瑠菜) 現在私は、安田容子氏(本学災害科学国際研究所)・峠嘉哉氏(同工学研究科)とともに、江戸時代の大火に関する研究に取り組んでいます(本研究は、東北大学「若手研究者アンサンブルグラント」の助成を受けています)。当時の火災は、人 […]
2020年2月26日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:古文書撮影の秘密兵器 ― 大型絵図等の撮影方法(後藤三夫) 上廣歴史資料学研究部門の歴史資料保全活動の中心に資料撮影があります。デスクに座り安定した姿勢で長時間撮影が可能となる方式は「宮城歴史資料ネット方式」と言われ、全国にその手法が広がっています。その手法は、東日本大震災以降、 […]
2020年1月23日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:『白石実業新報』の翻刻作業から―奥州斎川名産「孫太郎虫」―(阿部さやか) 宮城県刈田郡斎川村(現在:白石市斎川)名産「孫太郎虫」をご存じでしょうか。孫太郎虫はヘビトンボの幼虫のことで、茹でて乾燥させたものが疳(子供のかんしゃくや夜泣き)に効くといわれ販売されていました。今回は『白石実業新報』第 […]
2020年1月10日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro-admin-main コラム コラム:地下に眠る歴史を探る(菅野智則) 【埋蔵文化財とは?】 埋蔵文化財という用語は、文化財保護法により「土地に埋蔵されている文化財」と規定があります。埋蔵文化財は、通常は「遺跡」と呼称されています。 東北大学埋蔵文化財調査室は、考古学の知識と技術を用いて、本 […]
2019年11月7日 / 最終更新日 : 2022年9月27日 uehiro_test_ad コラム コラム:銀杏の葉と古文書(竹内幸恵) 2012年より資料保全の活動に携わってきました。初めて関わる世界に戸惑いと驚きの日々。しかし毎日出会う古文書たちに少しずつ興味が湧いてきました。 大事に保存された和綴じの本や書状のクリーニング時、時々出てくる銀杏の葉。最 […]