事務補佐員として活動中(新任・萬年)

こんにちは。今年度から事務補佐員として当部門の活動に参加している萬年香奈子と申します。東北大学文学部の4年生で、東洋・日本美術史研究室に所属しています。室町時代、同朋衆と呼ばれた人々が残した絵画作品に興味を持ち、現在は大学院進学・卒業論文の執筆に向けて、日々勉強を重ねています。
美術史は歴史学の一部で、作品そのものだけではなく、作品にまつわる情報を記した古文書なども資料として重要視する分野です。美術史学を専門とするにあたって、翻刻された史料や古文書の写真といったものは何度も目にする機会がありましたが、生の古文書に触れたのは当部門の活動が初めてでした。たくさんの古文書に触れていく中で、古文書の扱いだけでなく記された事柄も理解したいと感じ、当部門主宰の古文書講座(川北古文書学習会)に参加して、古文書の内容についても学んでいるところです。
事務補佐員の活動としては、古文書の撮影やデータ整理などを行っています。当部門で扱う古文書の内容は、商家の帳簿だったり絵葉書だったりと様々です。膨大な量の古文書を撮影し整理するのはそれなりに骨の折れる作業ですが、「私たちが撮影した写真が誰かの役に立つように」という使命感のもと、活動しています。
まだまだ慣れないところもありますが、先生方や事務補佐員の先輩方にご指導いただき、活動に励んでいきたいと思います。(萬年香奈子)