東北アジア研究専書『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』を刊行しました。

部門では、専任スタッフが主幹となり、外部の専門家と一緒に4つの共同研究「歴史資料学の調査と研究プロジェクト」を組織しています。そのうち、第2班「日本列島の文化交渉史―経済と外交」の研究成果が論文集として出版されました。この論文集は、『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』と題し、江戸時代から20世紀初頭にかけての日本内部と、日本が結ぶ対外関係の歴史を一緒に議論をして、新しい「日本史」のあり方を提案しています。共同研究に参加をした執筆者のそれぞれが、普段の調査で収集した歴史資料を活用し、これまで明らかではなかった史実や、歴史を読み解く視点を紹介しました。ぜひともご一読いただければ幸いです。
『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』執筆者
荒武賢一朗(部門准教授)、麻生伸一(沖縄県立芸術大学専任講師)、小林延人(秀明大学専任講師)、下向井紀彦(公益財団法人三井文庫研究員)、鄭英實(韓国・慶尚大学校特別研究員)、中山圭(天草市役所観光文化部主査)、古川祐貴(長崎県立対馬歴史民俗資料館学芸員)、宮坂新(館山市立博物館学芸員)、ル・ルー ブレンダン(帝京大学専任講師)

『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』表紙

『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』表紙