ドイツ・ハイデルベルク大学で研究発表をおこないました。
2015年7月2日から4日にかけて、部門准教授の荒武賢一朗はドイツ・ハイデルベルク大学を訪問しました。ハイデルベルク大学とは2013年9月に部門で初めて企画した海外のくずし字ワークショップをはじめ、さまざまな形で研究交流を進めています。今回は、同大学のハラルド・フース教授が企画された国際シンポジウム“Global History and the Meiji Restoration”(7月2日~5日開催)で研究発表(“Meiji Restoration and the Night Soil Problem”)をする機会をいただきました。このシンポジウムでは、現在の歴史学で注目を集めているグローバル・ヒストリーと、日本の明治維新について議論が深められ、ドイツや日本以外に多くの国々からたくさんの出席者があり、魅力的な9つのセッションで最新の研究動向を知ることができました。またこれに先立ち、2日の午前には同大学日本学科で「近世日本の屎尿流通―歴史を解明するために―」と題した研究発表もおこないました。ユーディット・アロカイ教授をはじめ参加者の皆様には討論を通じて多くのご教示をいただき、厚く御礼を申し上げます。今後も歴史資料学の国際化に関する研究の展開を続けていきます。
ハイデルベルク大学シンポジウム