講演会「講座:地域の歴史を学ぶ ◎岩出山Ⅲ 城―その知られざる歴史―」を開催しました。

2014年11月30日、大崎市岩出山公民館(スコーレハウス)にて「講座:地域の歴史を学ぶ ◎岩出山Ⅲ 城―その知られざる歴史―」を開催しました。岩出山での講演会は3回目で、講演者・演題は次の通り。
①菅野正道(仙台市史編さん室長)
「戦国城館から近世城郭へ」
②佐藤公保(米沢市教育委員会教育管理部文化課文化財担当)
「米沢舘山城―伊達と上杉の足跡が残る城―」
③菊地優子(元岩出山町史編さん専門員)
「岩出山城―城と町の変遷―」
菅野氏の講演は、中世から近世へ移行していくなかで城の役割はいかに変わっていったのかを時代の変遷とともに論じ、続く2講演への序章の役割を果たしました。佐藤氏の講演は、米沢舘山城が伊達氏の居城であるという説を文献から批判し、さらに発掘調査の成果からその実態を解明し、伊達から上杉へと領主が変わるなかで城がいかに変貌を遂げたのかを考察しました。菊地氏の講演は、中世から近世へと移る過程で、岩出山城がいかに変貌を遂げ、町はいかに整備されていったのかを主に現存する絵図をもとに考察しました。
城への関心の高さからか、当日は、過去2回を大幅に凌ぐ260~270名の方々にご来場いただきました。今回も前回、前々回同様、岩出山古文書会のみなさま、岩出山公民館の方々に多大なるご支援を賜りました。厚く御礼申し上げます。また、予想外の盛況のため、ご来場いただきました方々に種々ご不便をおかけいたしましたこと、この場を借りてお詫び申し上げます。

会場のようす

会場のようす

会場のようす(菊地講演)

会場のようす(菊地講演)