学生向け・市民向け古文書講座を開催しました。

20144月より2015年1月まで、東北大学内で学生向け古文書講座「古文書を読む会」を開催しました。高橋が講師を務め、前期13回・後期12回の計25回開催しました。日本史以外を専攻する学生や留学生も交え、毎週江戸時代の名所図会や往来物を読み進めました。少人数ですが、毎回素朴な疑問なども出し合いながら楽しく継続してきました。また、2014年の春と秋には同じく東北大学内で市民向けの「上廣歴史資料学研究部門古文書講座」(全20回)を開催しました。春は友田、秋は高橋が講師を担当し、毎週40名ほどの方が熱心に勉強されていました。さらに、2015年1月には、仙台市博物館との共催で「はじめての「くずし字」―江戸時代の仙台を読む」を開催しました(全4回、会場は東北大学)。高橋と仙台市博物館職員が講師を務め、はじめて古文書に触れる方々にくずし字の成り立ちや解読のコツをわかりやすくお伝えしました。ご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
学生向け古文書講座・仙台市博古文書講座は今年で3年目、上廣歴史資料学研究部門古文書講座は今年で2年目となりました。継続して参加され、古文書の解読がかなり上達された方もおられます。また、仙台市博古文書講座は参加50名の申込み制でしたが、多数の申込みにより今年も抽選となりました。1人でも多くの方に古文書に親しんでいただき、そこから広がる歴史の面白さをお伝えできるよう、これからも講座を続けていきたいと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

はじめての「くずし字」―江戸時代の仙台を読む

「はじめての「くずし字」―江戸時代の仙台を読む」のようす