白石城パネル企画展「片倉氏と江戸時代の白石城」開催報告(荒武賢一朗)
部門と白石市教育委員会、および地元のみなさんで2013年から開始した歴史資料調査は10周年を迎えました。その成果を披露するべく、白石城・白石城歴史探訪ミュージアム2階展示室で、白石城パネル企画展「片倉氏と江戸時代の白石城」(2023年10月6日―12月20日、部門・白石市教育委員会主催)を開催いたしました。
白石城第3層(3階)に設置したパネルには、初代片倉小十郎景綱以降の歴代城主に関する資料や、近世の城郭普請や文政2年(1819)焼失一件などを紹介し、御覧くださった方々が「お城にいること」をリアルに感じていただくよう心がけました。
白石城歴史探訪ミュージアム2階展示室では、片倉氏関連の原本資料20点を展示しました。片倉景綱から始まる家譜「片倉代々記」や、片倉村定(6代)が記した書状、さらに白石の歴史を詳しく伝える資料(一條家文書・米竹家文書・渡辺家文書・白石市図書館所蔵資料)を公開することができました。
白石市内の資料調査は現在も継続中ですが、今後も多くの成果を発信できるよう努めてまいります。
【関連資料・URL】
本ウェブサイト 「ニューズレター」所収
別冊史の杜第8号
本ウェブサイト 「刊行物・文書目録・研究論文(PDF)」所収
https://uehiro-tohoku.net/survey/survey04
『白石市文化財調査報告書 渡辺家文書Ⅰ~Ⅴ』
「白石市米竹家文書目録」
「白石市一條家文書目録」
本ウェブサイト 「上廣歴史資料学研究部門デジタルコレクション」所収
https://uehiro-tohoku.net/digital-collection
「白石市米竹家文書」
写真1 白石城より町並みを望む
写真2 パネル企画展(於白石城)