『家からみる江戸大名 毛利家 萩藩』が刊行されました。

2023年6月20日、吉川弘文館より、根本みなみ『家からみる江戸大名 毛利家 萩藩』が刊行されました。

本書は萩藩毛利家を対象として、その成り立ちから、幕藩体制下の一大名として同家がどのように存続したのかという点を「家」という視点から描くことを試みています。戦国大名としての活躍や関ケ原での敗戦、そして幕末維新期の動向に注目が集まりがちな毛利家ですが、江戸時代も安泰に過ごせたわけではありませんでした。約200年の間には数多くの危機に直面しながらも、有力者との縁組による有力者からの庇護や、大名の早世や幼年での相続に伴った多くの女性たちの活躍など様々な手段を使って、「家」を存続させることに心血を注いできました。本書を通じて、そうした営みの一端を伝えることができれば幸いです。

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