須賀川市立博物館テーマ展「古文書からみた須賀川市域の江戸時代・村の暮らし」を開催しました(荒武賢一朗)

2020年10月3日から11月15日まで、須賀川市立博物館令和2年度テーマ展「古文書からみた須賀川市域の江戸時代・村の暮らし」(主催:須賀川市立博物館、部門)を無事に終了いたしました。新型コロナウイルス対策に万全を期し、博物館および須賀川古文書研究会に多大なご尽力を賜り、旧上松塚村名主・小針家、旧滑川村庄屋・桑名家の古文書を紹介することができました。
江戸時代の須賀川といえば、奥州街道の宿場町というイメージが強く、都市の歴史に注目が集まってきました。しかし、現在の須賀川市域で考えると、50か村以上におよぶ村落があり、それぞれに特色を持っていることがわかります。今回、部門と博物館の共同調査によって、少しずつではありますが、上松塚村や滑川村の実態や、村役人たちの仕事ぶりを観覧者のみなさんにお伝えできたかと思います。
テーマ展に関連して、ギャラリー・トーク(野本禎司)、すかがわ歴史講座(荒武賢一朗)でも詳しく資料の紹介をおこない、とりわけ地元の方々に「私たちの住んでいる地域の歴史」にご関心を持っていただけるよう努めました。
読者のみなさんも須賀川にお立ち寄りの際は、ぜひ市立博物館を訪れてみてください。

 

 

 

 

 

(左)須賀川市立博物館テーマ展、(右)すかがわ歴史講座(2020年10月3日)

PDF】別冊史の杜2号 → テーマ展のパンフレットとして利用しました。