川崎町佐藤仁右衛門家文書の整理作業を実施中です。
2015年12月から、東北大学内で川崎町佐藤仁右衛門家文書の整理作業を実施しています。佐藤家は川崎町の青根温泉で旅館「湯元 不忘閣」を経営しており、江戸時代には温泉の湯守(管理人)を務めていました。今回整理しているのは、2015年9月の調査で発見された古文書です。部門助教の高橋が担当し、古文書講座に参加している学生や市民の皆様と共に古文書の写真撮影を行っています。近代の古文書が多く、青根温泉や各地の観光地の戦前期の写真などが多数含まれていました。
普段の古文書講座で解読しているのは原史料の印刷物ですが、今回のように実際に古文書に触れることで、古文書や歴史への関心もより高まるのではないでしょうか。また、今回は皆さんに古文書撮影の方法を学んでいただくよい機会にもなったと思います。作業は今春以降も継続していく予定です。
古文書撮影作業のようす