4月17~19日、島根県・石見銀山資料館で古文書調査をおこないました。

部門では昨年度から島根県大田市の石見銀山資料館において「石見国邇摩郡宅野浦・森山家文書」の調査をおこなっています。この森山家は日本海に面した宅野浦で江戸時代から明治時代にかけて商業を営んでおり、多角的な経営を展開していました。たとえば幕末維新期や明治時代前期には山形県庄内地方や秋田県との商品取引をおこない、石見国や山陰地方からは鉄や魚肥、一方の東北地方からは米がたくさん運送されました。森山家文書の整理は始まったばかりですが、資料館と部門の共同調査として今後も新しい歴史的事実の発見に努めたいと考えています。

石見銀山資料館で古文書調査 石見銀山資料館で古文書調査