仙台市博物館で上廣歴史文化フォーラムが開催されました。
平成26年2月9日(日)に、仙台市博物館で上廣歴史文化フォーラム(主催:公益財団法人上廣倫理財団、共催:仙台市博物館・上廣歴史資料学研究部門)が開催されました。テーマは「旅 ひとはなぜ行くのか―東北を見つめた人々―」で、仙台市史編さん室の栗原伸一郎氏と部門の高橋が講演しました。栗原氏の講演「世界・日本・奥羽をかけめぐった仙台藩士・玉蟲左太夫」では、激動の幕末にアメリカや蝦夷地などをめぐり、戊辰戦争にも身を投じた玉蟲のドラマチックな人生が、エピソードを交えて詳しく明らかにされました。高橋の講演「江戸時代の東北旅行―紀行文・道中日記にみえる松島―」は、松尾芭蕉の『おくのほそ道』を引合いに出しながら、松島・雄島を訪れた旅行者が目にした風景にどのような印象を抱いたのか、紀行文の分析をもとに明らかにするものでした。78年ぶりの大雪一過の中、128名の方にお越しいただきました。お聞き下さった皆様に心より御礼申し上げます。