令和7年度「選べる!すかがわ文化財講座」第3回開催報告(荒武賢一朗)

須賀川市立博物館・部門主催の令和7年「選べる!すかがわ文化財講座」第3回は、2026年1月10日(須賀川市立博物館)に荒武賢一朗「江戸時代の村落史料をひもとく―牛袋村・安藤家文書から―」と題して開催いたしました。
江戸時代に陸奥国岩瀬郡牛袋村(現・須賀川市)の名主を務めた安藤家の歴史資料は、現在安藤家文書(362点)として須賀川市立博物館に所蔵されています。今回の講座では、安藤家文書のなかからいくつかの歴史的事実を取り上げ、①江戸時代の村方三役、②牛袋村の概要、③常橋請負と村方騒動、という3点をテーマにお話しをいたしました。
現在の須賀川市域は、複数の領主が存在する入り組み支配でしたが、そのなかでも牛袋村は会津・白河の大名領から、幕府領・旗本領を経て寛政2年(1790)常陸国土浦藩の領地となって戊辰戦争に至りました。その一連の過程から、名主たち村役人は地域運営に力を注ぎましたが、村内における対立もまた歴史の重要な場面になったと考えられます。
受講者のみなさんからは江戸時代の村落運営や年貢徴収などについて、積極的なご質問をいただきました。末筆ながら記して感謝を申し上げます。

関連URL あぶくま時報Web版 2026年1月18日
https://abukumajiho.com/news/20260118_25399

参考:須賀川市博物館安藤家文書目録は下記URLより御覧いただけます。
https://uehiro-tohoku.net/investigation-cat/fukushima