仙台市博物館共催事業「はじめての『くずし字』」を開催しました(井上瑠菜)

2020年1月9・16日(日程①)、23・30日(日程②)に、初心者向けのくずし字講座「はじめての『くずし字』」を開催しました。この講座は各2回の連続講座で、それぞれ扱うテキストは異なります。日程①では仙台藩の城修復に関係する行政文書を、日程②では『塩竃詣文章』という往来物をテキストとし、参加者のみなさんと一緒に「くずし字」を学びながら読み進めていきました。
講座内では古文書解読に必要な基礎知識、くずし字の種類などの説明を行い、筆の運びから見るくずし字のかたちの特徴など、テキストを読み進めていくうえでのポイントをお伝えしました。また、仙台にゆかりある古文書を読むことで、くずし字だけでなく仙台の歴史についてもみなさんと学ぶことができました。
2回という短い講座ではありましたが、本講座をきっかけに古文書やくずし字に興味をもっていただけたら幸いです。ご参加いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。

              講座のようす(上段:日程①、下段:日程②)