川北古文書学習会(第2学期)を開催しました(野本禎司)

2019年10月10日から2020年1月23日の毎週木曜日3校時の時間帯に計12回、川北古文書学習会を開催いたしました。授業ではありませんが、古文書解読に関心をもつ学生が熱心に学びました。1学期から継続して出席してくれた文学部1,2年生の皆さんをはじめ、2学期からは日本思想史や東洋・日本美術史の大学院生、現代日本学に所属する留学生の方の参加があり、古文書を学びたいというニーズが幅広いことを認識いたしました。テキストは、1学期終了後のアンケートで希望の多かった仙台藩の武家文書を使用しました。これまで同様に「くずし字事典」の使い方、古文書特有の言い回しなど、古文書解読に必要な基礎学習を重視しながら、2学期では古文書の形態や武家文書の書札礼などにも注意を払いました。また、現在の様子をあわせて紹介することで、テキストとした仙台藩士の古文書の内容を身近に感じてもらえたのではないかと思います。
川北古文書学習会は、来年度も木曜日に開催する予定です。1学期から継続して学んだ学生は、古文書の解読能力が上達していることがよくわかりました。来年度は、はじめて古文書を学びたい、あるいは継続して学びたいという、どちらの希望にもこたえられるようにと思っております。古文書に親しむ場として気軽にご参加いただければと思います。