「美里町古文書撮影実習」を実施しました。

2019年9月4日(水)に、美里町近代文学館で美里町教育委員会主催の古文書撮影実習が実施されました。講師は野本(部門助教)が務め、古文書撮影に必要な道具やカメラの使い方、三脚の設置方法、古文書の置き方などの説明をしました。その後、参加者同士でグループを組み、野本、井上(部門学術研究員)が支援しながら、説明にあった撮影工程を実践しました。特有な作業ですが、自分で手を動かして取り組んでみることで徐々に作業にも慣れ、スムーズにシャッターを切ることができるようになります。古文書は破損しないようにしわを伸ばし、まっすぐに整えて、丁寧に撮影する意識が大切です。最後には自分で撮影した画像を確認しながら、どこに注意するべきか意見交換する場面もあり、参加者だけでなく我々にとっても、気づきのある大変有意義な時間でした。また、こうした実習の場は地域の方々と交流する大切な場所でもあります。古文書という「地域の記憶」を人と人とでつないでいく、それが歴史を守り伝えていく第一歩なのかもしれません。
当日は文化財に携わる美里町教育委員会、郷土資料館、文化財保護委員、岩出山古文書を読む会のみなさん、総勢14名の方にご参加いただきました。このような実習を通して、地域の皆さんとともにそのノウハウを学び、より多くの方が美里町に遺された古文書の撮影に取り組めることを期待しております。(井上瑠菜)