歴史資料保全活動:事務補佐員の活動(井上瑠菜)
部門では、現在5名の事務補佐員が古文書をはじめとした歴史資料の整理に取り組んでいます。こうした整理作業は歴史資料を後世に残すための基礎となるものです。発見された歴史資料を専用の封筒や箱へ収納し、一点一点の写真撮影をすることが中心となる活動です。これらの作業を遂行するためには、古文書撮影に適したデジタルカメラの使い方や三脚の設置方法、古文書の置き方や押さえ方など、効率的かつ正確に行う調査のノウハウに慣れていかなければなりません。扱う歴史資料の年代は近世から近現代まで幅広く、また古文書や掛け軸といった様々な形態があり、それぞれに扱い方も違います。事務補佐員はこれまで培った経験を活かしながら、確実に作業を進め、歴史を未来へと受け継いでいくための歴史資料保全活動を支えています。