平成29年度山形県立博物館歴史講座②を開催しました。

201771日(講師:高橋陽一助教)に続き、平成29年度山形県立博物館歴史講座②を2018121日(日)午後に開催しました。この講座は博物館主催、上廣歴史資料学研究部門協力で実施されるもので、今回は荒武賢一朗准教授が「寒河江柴橋代官・林伊太郎と村山地域―幕末期の社会をみる―」と題した講演をおこないました。江戸時代の出羽国村山郡は、幕府直轄地と大名が支配する地域などが錯綜する「非領国」地帯だったのですが、そのうち幕府領を支配する代官に注目し、博物館所蔵の古文書を素材に当時の支配機構や地域社会の動きを紹介しました。当日は45名の出席者があり、講演後には幕府代官や村山郡に関する質問も頂戴しました。今後もさまざまな関係文献を読み解き、山形の歴史について理解を深められるよう努めていきたいと思います。

山形県立博物館歴史講座

2018121日 山形県立博物館歴史講座(同館講堂)