広州日中友好ふれあいの場「第3回日本学研究フォーラム」が開催されました。

部門で取り組んでいる歴史資料学や古文書解読など、日本の人文科学研究は国際的にも注目を集めています。海外在住で日本の歴史・文化を学びたいという学生から、経験豊富な専門家まで、「日本学」を共通テーマとしてお互いの研究を知ることは重要です。部門准教授の荒武賢一朗は、20158月下旬に中国・中山大学(広東省広州市)を訪問し、同大学で日本研究をされている先生方や、日本に関心を持って勉強をしている大学生の皆さんと交流する機会に恵まれました。そのうち、最も大きな会議は826日に開催された「広州日中友好ふれあいの場:第3回日本学研究フォーラム」(主催:中山大学外国語学院日本語学科、後援:日本国広州総領事館、国際交流基金)というシンポジウムです。このシンポジウムでは、日本の歴史・文学・社会学などに関する講演と研究発表がおこなわれ、両国の研究者が最新の動向について議論しました。日本からの招待講演2本のうち、荒武からは「都市と村落の関係史食糧供給と肥料問題を中心に」をテーマとして、江戸時代の都市と周辺地域の商業取引について紹介をしました。中国国内からも多くの参加者があり、文化交流の成果につながるシンポジウムになったかと思います。

中山大学外国語学院

中山大学外国語学院

第3回日本学研究フォーラム

第3回日本学研究フォーラム