岩出山古文書を読む会『古文書が語る地域の歴史』第2号が刊行されました(荒武賢一朗)
岩出山古文書を読む会では、地域に伝わる歴史資料を調査・研究し、その成果をシリーズ『古文書が語る地域の歴史』で出版しています。今回は、明和6年(1769)に江戸・伊勢・上方へ旅をした玉造郡下野目村(現宮城県大崎市岩出山下野目)の佐々木善之助が書いた「道中記」、そして仙台より江戸・南部より仙台の道法を記録した史料を収載しています。本書のスタイルは編集委員会のこだわりから、古文書解読を始めたいという方(独学も可能)や、歴史を知りたいという皆様方にぜひ手にとっていただくため、原本の写真版と翻刻文を掲載しています。佐々木善之助たち、江戸時代の人々がつくった作品とともに、岩出山古文書を読む会メンバーによる詳しい解説・注釈も読み応えがあります。ぜひ、ご一読をいただければと思います。(本書監修者)
※好評につき完売いたしました。