2019年度東北アジア研究センター春季古文書講座を開講しました。

2019年6月6日から7月11日の間、東北アジア研究センター春季古文書講座(全5回)を開講いたしました。3月末に募集を開始したところ、数日のうちに定員を満たし、およそ100名のみなさんにご参加いただきました。
第1回・第2回は藤方博之(部門助教)が講師を務め、江戸時代の武家における婚姻や養子相続に関するテキストで学習をおこないました。初めて古文書解読に取り組まれる方々も多くいらっしゃいましたので、史料を読むための基本的な約束事や、大名と家臣の関係などについても解説し、武士たちの家のあり方や、社会の状況を知っていただけたと思います。
第3回から第5回は荒武賢一朗(部門准教授)が担当し、明治維新における流刑者(島流し)の願書や、仙台藩主が領内の温泉を訪問する記録を取り上げました。江戸時代によく使われていた用語を説明し、古文書の内容がわかると知らなかった歴史的事実が浮かび上がる、というような「おもしろさの体感」を基本としながら、熱心に勉強をされるみなさんと情報を共有できたと感じています。
古文書を読みたい、もっと歴史を深く知りたい、といった受講者の関心に少しでもお手伝いができたならば大変うれしいことです。そして、今回ご参加くださった方々が古文書の勉強を続けていただけたらと、せつに願います。(荒武賢一朗)

春季古文書講座のようす

春季古文書講座のようす(2019年7月4日撮影)